新疆「テロ対策」 懸賞金は最高で100万元
【新唐人2014年9月12日】新疆ウイグル自治区のウルムチ市政府は、先日、テロ事件の阻止に協力した場合、最高で100万元の懸賞金を支払うと発表しました。
9日、ウルムチ市政府は9月1日から始めた新たな措置を発表しました。この措置は、テロ対策で支払う懸賞金を列挙していますが、そのうち、テロ犯罪を阻止して犯人を警察に引き渡した場合、最高で100万元の懸賞金を支払うとしています。100万元は、懸賞金としてはここ数十年で最高金額です。
そのほか、犯人逮捕や重大な暴力犯罪防止につながる証拠を提供した場合、最高で50万元の懸賞金。テロ事件の摘発につながった場合は最高で20万元の懸賞金。宗教的な服を着ていたことを通報しただけで、最高で5万元の懸賞金だそうです。
新疆・民主活動家 張さん
「漢族は価値のある情報を当局に提供できないでしょう。利益によってウイグル族を分裂させようとしています」
民主活動家の張さんは、お金を使ってウイグル族を分裂させようとしても無理だと述べます。
新疆・民主活動家 張さん
「当局の狙いどおりには行かないでしょう。ウイグル族はとても団結しています。彼らの標的は政治制度で、自分たちの民族は攻撃しません。お金を重視しないのです」
今年4月30日、ウルムチ市の駅で爆発事件が起きて以来、新疆ウイグル自治区では暴力事件が相次ぎました。当局は現在、テロ撲滅の名目で締め付けを強めており、3億元以上を、いわゆる「通報を奨励する予算」としました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/10/a1137185.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)